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葉酸の欠乏症に注意!

どうして人の体に葉酸が必要なのかというと、新しい赤血球を作るために必要不可欠な栄養素だからです。
赤血球が正常に働かない場合、貧血や疲労感、脱力感、めまいなどが起こります。
そういった症状を、葉酸欠乏症と言います。

葉酸欠乏症とは、葉酸が体内で著しく不足して起こる病気です。
疲労感やめまい、呼吸困難など貧血のような症状が現れます。
鉄分欠乏症という病気もあり、同じような症状が起こります。
悪性貧血と似ている症状で、体内で1つの栄養素が不足している中で起こる病気です。

貧血といえば、鉄分不足をイメージされる方が多いですが実は葉酸が不足していても同じ症状が起こります。
具体的にいえば、欠乏症が起こるのは葉酸とビタミンB12が不足した時です。
妊娠していると、女性は欠乏症を起こしやすく、通常よりも倍以上の栄養摂取が必要だと言われています。

欠乏症が起こると、赤ちゃんにも必要な酸素が廻らないばかりか、栄養まで送られず胎児へ悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、普段から貧血気味だ、疲労感が抜けないといった症状がある場合には、欠乏症を疑い、予防をしなければいけません。

とはいえ葉酸が不足しているなど、目で確認することはできません。
欠乏症のような症状が現れたら、すぐに病院にいきましょう。
また、妊娠中の方は血液検査をしてもらい、どうして症状が出ているのかを突き止め解決しなければいけません。
血液検査では、どういった栄養素が不足しているのかすぐにわかります。
通常は、血液検査をしてその日のうちに結果がわかるので、貧血症状が現れたらすぐに対策をすることができます。
栄養はお母さんだけのものではなく、赤ちゃんにも影響を及ぼすので、不足している栄養はしっかりサプリメントなどで補うべきです。

欠乏症は、鉄分が不足しても起こります。
私たちの体の中で血液を作り出している成分は、一つとして不足してはいけません。
健康な体でイキイキと生活するためには、どういった栄養素も欠乏させないことが大切です。